かつて「清湖（せいこ）」の美称で称えられた河北潟は、以前は子どもたちが泳いだり、魚を獲ったり暮らしと密接にかかわっていましたが、干拓によって湖面は往時の三分の一となってしまいました。
それでも白山、立山連峰を背景に湖面がきらめき、淡水魚はもちろん汽水魚や日本海の沿岸魚など豊富な種類の魚類が生息し、冬場は渡り鳥が飛翔するバードウォッチングの穴場でもあります。
河北潟が埋め立てられたその上に、日本で初めての、そして最大規模の干拓地酪農団地が完成し、今では石川県内の牛乳生産量の２分の１をここで生産しています。
腰に手をあてて飲む牛乳はもちろん、濃厚なのに後味さっぱりのソフトクリームや、コクのあるミルクプリンなど、わざわざ足を運んででも味わって欲しいミルク王国グルメが楽しめますよ。